面接官にあなたが気になることを質問する
毎年受験生に伝えている面接テクニックのポイントの一つ。
でも、難しい。
生徒が実施しているかどうか確認できないし、本番の一回限りしか使わないテクニックなので覚えていない生徒も多い。また、気になることって何を聞けばいいですか?と聞かれることもしばしば。
逆の立場なら当然私も思ってしまう内容でもあるため、モヤモヤっとする回答になりやすいポイントなんですよね。
今回はその経験を活かして、生徒が効果あったと報告してくれた役に立つテクニックを紹介していきます。
面接官の質問に答えるだけが面接ではない
面接のゴールって何ですか?
学校の先生や塾の先生によって答えが異なるポイントです。
正解はありません。
なので、様々な意見があります。
その中で私が意識していることは、面接官に「あなた(受験生)には4月からこの学校に来てもらいたい」と思ってもらえたらゴールなんです。
楽勝じゃん!
と思っているあなた!
非常に危険な考え方ですよ。
何故なら、あなたが100点満点の回答や行動をしていると思っても評価する面接官が0点だと思ったら0点なんです。
0点は極端ですが、相手の態度や一言で印象は変わることもあります。
あくまで相手の立場に立って対応することが大事なんだ。
好印象を与える質問は「入学後の姿勢」が効果的
神奈川の入試はどうしても面接の評価を点数化しなければならない環境にあります。
どの学校でも1000点満点のうち、200点分は面接での評価が関わってくるので。
つまり、面接の評価を数字に変換してくれます。
「面接官を味方につける」
このポイントを意識しないと良い結果にはなりません。
そこでオススメなのは「入学後の姿勢」をアピールできる質問をすること。
意外に知らない人が多いですが、評価に直結しやすい内容なんですよ。
おススメの質問は「今日から取り組める高校入学までの間でやっておくべき行動(経験)はありますか?」
ポイントは2つ。
①入学する前から「高校生」として意識している
②説明されたことをすぐに吸収しようとする姿勢をアピールできる
3月31日までは「中学生」なので、中学校を卒業した後もまだ中学生なんです。
でも、高校の先生は意識だけでも高校生としていてもらいたいと思っています。
そのため、面接時に高校生としての姿勢を見せつけるチャンスでもあるのでポイント高いです。
また、「今日からできること」として一言付けているので、説明された内容をすぐに行動する姿勢をアピールできる点も強みになります。
「高校生」としての姿勢。
って言われても経験もしていない受験生には難しいでしょう。
でも、正解も不正解もありません。
高校生として正しいと思う行動をすることが一番大事な姿勢なんです。
面接官に「質問」をして好印象を与えよう
面接官に質問するときのポイントは以下の通りです。
- 「入学後の姿勢」を見せられる質問が好印象に繋がる
- おススメの質問は「今日から取り組める高校入学までの間でやっておくべき行動(経験)はありますか?」
面接は「受け身」になりやすい。
受験生には毎年伝えている言葉です。
子どもからすると、面接官は大人であり、学校の先生であるため普段と同じ姿勢のまま受験をしてしまうことが多くあります。
決して間違いではありませんが、面接官が求めているものは違います。
「自発的」「積極性」
よく使われる言葉ですが、実際の行動と言動が一致している生徒が入学させたい生徒像なんですね。
だからこそ、面接時に「質問」することは大きなチャンス。
失敗しても大丈夫なので、どんどん質問してみましょう。
あなたの人生を「楽」に「素直」に生活できるように、ちょこっとのエッセンスを届けるサイトです。
生活、暮らし、お金などの情報を盛大に盛り込んだものをお届けします。