高校入試の直前は毎年生徒の不安な顔を見ることが多いです。
初めて進路を自分で決定する生徒にとっては、一度きりの大勝負。
失敗が許されない高校受験の特性上、「不安」と「緊張」が強くなります。
高校入試の直前は多くの生徒が、より不安になる行動をとってしまいがち。
だからこそ、塾長として不安にならない心構えを伝えていきます。
ポイントは二つ。
- 勉強の進捗は会話のテーマにしない
- 高校入試直前には学校を休まない
塾長時代から生徒に言い続けているポイントです。
実際に効果のあった心構えなので意識するだけで成果が出ますよ。
入試の直前は友達と「勉強の進捗」の話をしない
塾生に伝えていた内容の一つに「勉強」の話題は友達とは極力話さないということがあります。
当然、入試直前の学校での会話は模試の結果や勉強の進捗でもちきりです。
という受験生にとっては良くない話や、
といった良い話などが話題になります。
この話題に共通することが勉強での対策や学ぶポイントではなく、他人の受験準備の感想。
つまり、あなた自身の成績を上げるためにならないということ。
大人も同じことをするので悪いことだとは思いません。
ですが、勉強している自分には保険と安心感を与えたくなるのは当然のこと。
ここでの保険は、「よく頑張っているね」と他の人から褒めてもらいたい気持ち。
安心感は、自分よりもできない人を見て、「私はまだ大丈夫」って余裕を持ちたい。
この二つの気持ちを満たされたいからなんです。
何度も言いますが、悪い気持ちでは決してありません。
でも、他の人からの評価が、テストの点数にプラスされることはありません。
あくまで機械的な試験です。
一問でも多く正解するかしないかだけ。
だからこそ、学校で友達と話す時に勉強の話はしない方がいいのです。
もしも話をするなら、暗記の仕方や勉強のポイントを話す方がお互いの点数に繋がるでしょう。
- 勉強の話をするなら勉強方法の話をしよう
入試の直前だからと学校を休まない
結論を先に言うと高校側の評価が悪くなる理由の一番が学校の欠席数。
受験の直前、およそ1か月を目安に学校を休ませる家庭が多くなります。
休むことを推奨している塾も存在していて、驚くことも多かったです。
何故休ませてはいけないのか。
理由は簡単。
卒業前に生徒の出席関係のデータを高校側に提出します。
出席数は受験結果にも影響するため、可能な限り休まないことを学校や塾で指導されます。
しかし、出席数が受験に影響するのは3年生の前期まで。
後期の出席数は試験には影響しません。
ですが、卒業前に高校側に提出するデータにはしっかりと記録されます。
高校の先生からすると、
と思われることがあります。
1月、2月に急激に休みが多くなる生徒は、本来の義務教育である中学校での生活を大事にしていない。
このように思われてしまうと評価が悪い状況で入学することに。
高校入学後に成績が上がらない生徒の多くが受験直前に休む傾向にあったので、高校側も意識していることでしょう。
だからこそ、
と指導していました。
受験直前に勉強時間を増やす目的で学校を休んでも、計画性なく詰め込むだけの勉強しか出来ないので成績が上がらない生徒が多いことも理由の一つですね。
学校に行くメリットは他にもありますよ。
- 授業で入試の問題を出してくれる
- 問題の解説をしてくれる
この二つがあります。
受験前だからと学校の先生も気を使ってくれます。
入試に役立つ点数アップのポイントや、簡単に解けるやり方などを教えてくださる方が多くいます。
受験前でもいつもと変わらずに授業を受けてくれる生徒には先生は優しくなるのです。
だから、学校をわざわざ休んでまで勉強をするメリットはありませんよ。
- 受験前に休む生徒は高校入学後に成績が上がらない
- 学校を休んだから勉強ができる訳ではない
高校入試の直前はリラックスした心構えが大切
- 友達とは勉強の進捗話はしない
- 勉強を理由に学校を休まない
塾生にもよく聞かれますが、一番大事なのは『不安』にならないこと。
半年以上、テスト対策の期間があったので、気持ちとしては不安になります。
「こんなに勉強したのに落ちたらどうしよう」
「まだ覚えていないことがたくさんあるよ」
となってしまうことも。
今まで経験したことない生徒が9割以上なのですから当然の気持ちです。
ですが、一問でも多くの問題を解いて一点でも多く点数を取る努力をする方が不安はなくなります。
今の現状では満足していないから不安になります。
悪い方へと考える前に、問題を解いたり解説を読んだりして、結果に繋がる行動をしてみてください。
必ず試験当日のあなたを助けてくれるようになりますよ。
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