高校受験当日の一ヶ月は、受験生を大きく左右する時期です。
この一ヶ月をどのように過ごすかで合格するかどうかも決まってくる。
受験生には常にそのように伝えてきました。
毎年、一ヶ月前から焦って勉強に力を入れる子や一ヶ月前には準備万端の子がいる現実を見させてもらいます。
では、準備万端の生徒はどんな過ごし方をしているのかを分析してみたところ、2つのポイントがあったのです。
それは、
・得意な問題がたくさんある
・入試問題のパターンがわかっている
ことが原因だと気付きました。
今回は高校受験でも入試問題の一ヶ月前までにしておくべき準備について解説していきます。
一ヶ月前までに自信を持って答えられる入試問題を見つけておこう
入試問題の点数は一問ごとに配点が決まっています。
神奈川県の入試問題では、国語と社会以外の教科は3点から4点が多いです。
つまり、15問答えられれば、50点に近づく計算になります。
※正解した問題によっては配点が低いものもあるので注意
たった50点と思う人もいますが、2018年の神奈川高校入試の平均点は、5教科で264.8点です。
2018年度(2017年2月実施)神奈川県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果
- 英語: 56.1
- 数学: 56.0
- 国語: 65.6
- 理科: 45.3
- 社会: 41.8
神奈川県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f70169/
実は神奈川県の入試問題は各教科55から60点を取れるレベルで作られていると言われています。
神奈川県は全国でもトップクラスの難易度の問題にここ数年で変わりました。
だからこそ、点数を確実に取れる「得意な問題」をより多く見つけることが大切なんです。
受験前に伝えていることの一つに、
というセリフがあります。
シンプルですが、出来ない問題よりも出来る問題で点数を取ることが大切なんです。
- テストの配点を知ろう
- 解ける問題から取り掛かろう
一ヶ月前からは入試問題と同じパターンを繰り返し解く準備をしよう
一ヶ月前からは繰り返し問題を解くことになります。
ここで大切なのは、神奈川県の入試問題の出し方と似ている問題を解くこと。
英語は必ず「イラストを読み取って英語の質問を答える内容」や数学なら「平面図形の証明問題」が出題されます。
基礎的な単語や計算問題を勉強することがいけないことではありません。
入試問題を解く上での制限が出てきます。
それは「時間制限」です。
時間制限は各教科には50分間しかありません。
どんなにたくさん勉強してきても50分間で結果が出せなければ意味がないのです。
時間制限にプラスして緊張感も本番ではついてきます。
受験を経験したことがある人にしかわからない感覚のため、受験生にはわかりにくい感覚ですね。
でも、時間制限は入試前から問題を解く際に意識して取り掛かることが大切。
- 入試問題のパターンを知ることが大切
- 時間制限があるテストは事前の練習が必須
高校入試の一ヶ月前には準備を終わらせる気持ちでいよう
- 自信を持って答えられる入試問題を見つけておく
- 入試問題と同じパターンを繰り返し解く準備をしよう
受験は試験日が近づくと周囲が焦るため、どんどん悪い方へと考えてしまいます。
不安や心配は悪い感情ではないですが、そのことで勉強意欲が落ちたり、イライラしたりして良い影響は一つもありません。
今回1か月前に準備を終わらせる気持ちでいる理由は、「落ち着かせる」という意味合いが大きいです。
準備が万全なら安心することが出来ますし、焦って無駄な時間を使うこともなくなります。
1点でも多く点数を取るためには、入試問題をよく知ることが重要なんです。
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