高校受験の面接で質問される内容の一つに得意教科があります。
得意教科を聞く
この質問には面接官が教えて欲しいポイントが2つあります。
- 得意になったキッカケ
- 得意になるためにした行動
2つのポイントが面接官が知りたい情報になります。
ただ得意教科を聞くだけなのにそこまでの内容が知りたくなるのか。
理由は、生徒が好きなものに対してどんな行動を取るのかを知りたいから。
今回は、面接時の質問でよく聞かれる「得意教科」についてどんな答え方をすればいいのか
テンプレートを紹介しながら解説していきます。
テーマは次の2つです。
- 緊張している生徒が話しやすくなるために聞く
- 自己PRの質問をするよりも生徒のアピールが伝わりやすいから
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高校受験の面接で聞かれる「得意教科」は生徒の緊張をほぐすためのもの
得意教科は成績が取れていなくてもいいんです。
理由は簡単、「好き」だから得意教科なんです。
自分の趣味や好きなものを話すときに深く考えて言葉を選んだりはしません。
普段思っていることをそのまま伝えればいいんです。
得意教科でも同じ感覚で行うだけで緊張はほぐれます。
面接官は生徒の緊張していない時の姿が見たいから「得意教科」の質問をします。
緊張させるような質問をしても話が進みません。
また時間も10分程度と制限があります。
時間内でまともに話ができないと評価したくてもできません。
緊張して話せない状況は面接官も作りたくないからこそ、得意教科の話をしてくるのです。
「得意教科」は高校受験の面接では最大の自己PRポイント
得意教科は気が付いたら好きだったってことはありません。
絶対に理由があります。
ただ、得意な理由は何でもいいってところが重要。
- 好きな人と同じ教科を勉強して話題を作りたいから
- ライバルの子が自慢してきたので悔しかったから
- テストで80点取れば好きなものを買ってあげると言われたから。
- 教えてもらった勉強がやりやすくて楽しかったから
得意教科が同じ生徒の10人に聞いて、同じ回答になることはほとんどありません。
あなただけの好きな理由があります。
相手に自分のことを知ってもらうためのポイントを伝えることなんですね。
得意教科になったキッカケを知りたい
好きになる理由はささいなキッカケがほとんど。
でも、生徒の一人ひとり理由が違います。
面接官はあなただけの得意教科の理由が知りたいんです。
理由の良い悪いは関係ありません。
だからこそ、正直に思ったままを伝えることが重要になります。
得意教科になるためにした行動を知りたい
面接官は得意科目の勉強を楽しくするための工夫を教えてもらいたいんです。
ここで大事なことは、工夫の内容は一般的なものでもいいって事。
人と違う特別なやり方じゃないと工夫ではないと思う人がいます。
一般的なやり方でも大丈夫。
あなたがどのようにして得意にしたかの工夫が知りたいんです。
世の中の勉強法は誰かがちょっと変えているだけでほとんど同じ勉強法はたくさんあります。
ですが、目的や手順を入れ替えたりしたらあなただけのオリジナルになる。
だから堂々と工夫した方法を伝えてみてくださいね。
得意教科の回答のテンプレート
『私が得意な教科は数学です。得意な理由は2つあります。1つ目は学校の先生の教え方が分かりやすくて自分で解けるようになったからです。2つ目は、問題集を解くときにわからない問題を工夫したら解けるようになったことも理由になります。工夫した内容は、2つ。1つは途中式を省略しないで最後まで書く。2つ目は答えの単位や記号を最初に書いておいて、書き忘れがないようにする。この2つを取り組んでから間違えることが少なくなり、正解が増えてきたので得意になりました。』
テンプレート:『私が得意な教科は〇〇です。得意な理由は2つあります。1つ目は(自分の気持ちが前向きに変化した点を書く)からです。2つ目は、(好きになるために工夫した点を書く)ことも理由になります。工夫した内容は2つ。(楽に勉強するためにしたことを書くと効果的)この取り組みをしてから、(変化した結果を書く)ことで得意になりました。』
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「得意教科」を面接官にアピールして高校受験を有利にしよう
- 緊張をほぐし話しやすい環境を作れる
- 自分の好きな教科を自由にアピールできる
- テンプレートを使うと面接官が知りたい情報を伝えることができる
以上ですね。
面接官はあなたのことが知りたいからこそ質問してきます。
思ったままに伝えることが大切です。
中学生の皆さんに、大人顔負けの回答を要求してくる学校はありません。
言葉を間違えたりしても、想いを伝えようとする姿勢の方がよっぽど高評価を得られます。
面接官とお友達になる感じで自分のことを一つでも多く知ってもらう。
仲良くなりにいく気持ちで行く方が上手く話せるようになりますよ。
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