大学卒業後、ブラック企業に入社して4か月
私は突然倒れました。
それも受け身も取らずに前に倒れ、顔面を強打。
その後、じんましんの症状と同時に、涙と笑いが止まらずプツンと糸が切れたように気を失いました。
適応障害
病院でそのように診断され仕事を辞めました。
今でこそ幸せに過ごしてますが、当時の私はボロボロでした。
今回は得する記事とかでなく、こうなる前に回避してほしい。
という想いで書きました。
ブラック企業に勤めて、日々辛い環境にいる人に伝えたい
その想いで書き記します。
こういう人に読んでほしい
- 「会社を辞めるなんて・・・」って言い訳する人
- 毎晩、仕事に行きたくないのと、寝ないと遅刻してしまうと思っている人
- 必要だと言ってもらいたくて仕事をしている人
この3つは過去の私の実体験です。
つまり、4年前の自分からのメッセージでもあります。
同じような人がいたら注意ですよ。
ブラック企業から逃げられなくなる思考
自分を正当化する自己暗示の恐怖
自分に対して強力な自己暗示をかけることになった出来事があります。
ブラック企業にいた時のエピソード
週6日を体験したが、実は休日に競合調査をさせられていた。
研修という形でレポートを出さなければならない。
今思えばおかしな話だが、不思議と当たり前の行動だと思いました。
一つの常識しか知らないって非常識。
転職して気がつけてよかった
ココにも書いていますが、休日なのに仕事をしています。
しかもレポートの作成を業務外で行う。
明らかに週7日での勤務。
でも当時の私は何も不思議に思わなかったんです。
何故なら、「社会人ならこれくらいのことは普通なんだ」と自己暗示をかけていたからです。
本当はダメなことだと分かってましたよ。
いくらなんでも週7日の勤務。
おかしいと思うはずなのですが、仕事の常識は残念ながらこのブラック企業しかありませんでした。
一つの常識だけしかないので当たり前になっていったんです。
また、自分のやっている行為を正当化していたことも自己暗示に拍車をかけた理由の一つ。
「今の自分の行動は正しい」
と思い込んで辛い感情にふたをしていたんですね。
自分がいないと会社が困ると勝手に思う
会社で働く人や取引先などには迷惑は掛かるかもしれませんが、会社として経営の危機になるレベルの新卒はいません。
なのに私は入社してすぐにこんな風に思っていました。
ブラック企業に勤めていて恐ろしかったのは、
自分がいないと会社にうまくいかない
という思考。
自分が会社にとって必要なんだと思い込んでた。
いや、思い込まないと辛すぎて自分を正当化する考えをしていた。
ここまで追い詰められる状況になる前に逃げましょう
今では、
「そんなことないから安心しろ!それにお前ひとりが辞めても会社はつぶれないよ」
と思えるようになりましたが、当時は違ってました。
と思ってました。
新卒2か月に支えられる会社なんて本来なら問題ですよ。
ただ、信じてたかったんです。
私がいないとダメだと思ってもらいたかった
その一心でサービス残業が多くしました。
何時間か数えることはないですが、朝から深夜まで働くようになりました。
自分の時間を削って会社のために働く姿は、中心人物だと思わせるためのもの。
入社から2か月で仕事が遅いだけの自分を、変なプライドが邪魔をして嘘で塗り固めただけ。
自分で勝手に追い詰める状況を作ってしまうだけでしたね。
この思考は注意
- 良くないことを正当化してしまう
- 会社から必要だと思い込んでしまう
声を大にして言いたい「身体を大切にできない環境にいちゃいけない」
プライドが邪魔した「自分の責任」
ブラック企業での精神的拘束は想像以上でした。
特に、自分を責め始めてから、タイムリミットが始まっていったと思います。
元々感情を表に出さず、抱え込むタイプだと思い込み、深く心配しなかったことが原因。
下記のツイートのように、
自分を責めてしまう思考‼
ブラック企業に勤めて
・勤務時間の拘束
・人間関係の問題
・電話が鳴る恐怖様々な事柄を
『全て自分に非がある』
『この問題は私が原因』って責めてしまう
今は『企業が悪い』と言える
でも当時は『自分が悪い』って思ってた
それぐらい追い詰められてた
自己暗示をかけて自分の行動を正当化していたからこそ、追い込んでる自分がいました。
でも、誰にも相談できない。
何故なら変なプライドがあったんです。
実は、この会社の入社前に私は母を亡くしてます。
母にこの会社で頑張るから
と伝えた直後のことです。
持病があり、いつ亡くなってもおかしくない状況で恩返しが出来た「就職決定」
母に笑顔でいてほしいからこそ、選んだ会社なので簡単に辞めるなんてできません。
だからこそ、自分の選んだ道でなく、私の行動が悪いと思い込んでいました。
倒れたときの記憶はなかった
このころの仕事環境は最悪でした。
- 週6日勤務+1日競合調査とレポート作成
- 始発で出勤し終電で退勤)
- サービス残業が基本
- 上司には怒鳴られ、同僚には陰口をたたかれる
- 先輩社員はこちらのサポートはしない
- クレーム対応担当を一日中させられる
この流れが倒れるまでの1か月間続きました。
そして、その日は突然来ました。
何故ブラック企業を辞めたのか?
ある日突然倒れ、受け身も取れずに顔面強打
体中にじんましんが出て、いきなり号泣して動けなくなったから
病院で適応障害の診断
しかも予兆がなく
ある日、プツンと糸が切れたみたいに倒れた
と父親に言われた
強烈な出来事を体験したからです
正直、この日の記憶はありません。
休みだった父親が私を送り出そうとしたときに急に倒れたとのこと。
話も後に父親から聞いた内容ですが、衝撃的だったと言われました。
気が付いたら病院のベッドで横になってました。
家族から詳細を聞いたときの感想は、
としか思わなかったです。
その後、診察を受け「適応障害」と診断。
一日検査もあり、病院に入院することになります
倒れても思う「会社の心配」、そして告げられる父親の言葉
意識を取り戻した後、急な不安に襲われました。
「俺がいなくて会社は大丈夫か」
「明日から出勤しないと怒られる」
と会社に行かないことへの不安ばかりを口に出していた模様。
「すぐに退院させてくれ」
といった私に父親が告げた言葉があります。
と家族の前で涙を流さなかった父親が泣きながら私に言うんです。
母が亡くなってからも一人で泣くことはあっても、家族の目の前で泣かなかった父親が泣いたんです。
その姿を見て、私は気が付きました。
世の中でもっとも重要なことに気づいた瞬間でした。
ブラック企業からは本気で逃げろ!
この出来事をキッカケに会社を辞めました。
退院は倒れてから2日後、その足でそのまま会社に向かいました。
けじめぐらいつけなければと思ったから。
事前に向かう連絡はしており、本社で事の発端と経緯と退職の件を伝えました。
そのときまでは「半分は身体を壊した私にも問題はある」とこの期に及んでのことを思ってましたが、開口一番に伝えられた言葉で絶句してしまいます。
新卒で入った会社をやめる時に
「最後まで腰抜けのままだな」
「どこの会社からも必要とされない人生だな」って言われる
辛かった…
でもね
次の会社の社長に
「辛い経験をした”あなた”だからこそ教室を任せられる」
と言われ、責任者になった
必要とされる場所はひとつじゃないよ
こんなことを言う会社があるのかと絶句しましたね。
その後、
「会社がどれだけの被害を被ったと思っているんだ」
「お前を雇ったことは人事部最大の汚点だ」
などの罵詈雑言を言われ、退出を促されました。
外に出た後から自宅まではほとんど記憶にはないです。
帰ってきてそのままベッドに倒れこんだと父親から言われましたね。
辞めても別の会社があるから大丈夫
ブラック企業を辞めて感じたことは、2つあります。
- 非常識を押し付け洗脳する企業がある
- 人を道具にしか見てない企業がある
この2つを身をもって体験出来たことは、同じようなブラック企業を経験している人に「逃げろ」と伝えられます。
だって、実際に経験した生き証人ですから。
退職後は2か月療養期間を作り、倒れてから3か月後に再就職。
学習塾会社の社長には、事の顛末をすべて話したうえで、
と言ってくれたんです。
涙が止まりませんでした。
大の大人が初めて会った人に言われた言葉で泣いてしまう。
今までの私ならそんな姿を見せなかった。
でも、受け入れてもらえたことと気持ちをわかってもらえたことが嬉しかったんです。
だからこそ、ブラック企業を辞める決断が出来て良かった。
心から思いました。
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